1-02-03 社会心理学 社会心理学とは? 個人の心の動きや行動が、社会環境に著しく影響されるものであることに着目している学問領域。心理学に「社会」というファクタを持ち込んでいる。 主なテーマ (マクロ)他者と一緒にいることで受ける影響とは (マクロ)集団はどのように生まれるか (マクロ)集団や組織が個人の心理に与える影響とは何か (ミクロ)魅力的な人とは (ミクロ)恋愛中の人の心理とは (その他)広告・流行・噂 など 「心理学的」社会心理学と「社会学的」社会心理学の2タイプに分かれる 社会心理学の生い立ち N・トリプレット(−):集団レベルの社会心理学研究の草分け。 人間が集団中で「競争する」ことがどのような心理効果をもたらすか実験 W・マクドゥーガル(英):心理学的社会心理学の祖 「本能」という側面から考察 E・A・ロス(米):社会学的社会心理学の祖 W・メーデ(独):多人数作業と個人作業での作業効率の差を測定 メーデを経て「実験心理学」としての側面が定着 「測量と実験」…近代心理学の基本条件 「個人」を考える社会心理学 人間は「自分」のイメージについてさえ、他者や所属集団からの影響を受けている 自己概念 影響するもの:内省・自己知覚・社会的比較・自伝的記憶・文化 自己の区分(W・ジェームズ) 社会的自己・身体的自己・精神的自己 関連ワード:鏡映自己 自尊心(自尊感情) 自己不一致理論(T・ビギンズ):自尊心は現実自己と理想自己の一致具合で変動する 自尊心を保護する方略(無意識に実施):セルフサービング方略・セルフハンディキャッピング方略・栄光欲方略・下向き比較方略