3邦人イラクで人質、自衛隊撤退を要求

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040408-00000014-yom-soci

…大変なことになってしまった。
自分は政治などの難しいことは分からないけど、思うところはいろいろかな。

アル・ジャジーラには自衛隊の撤退を要求する声明も届いた。声明は「我々はイラクイスラム教徒の息子たちだ。あなたたちは友人だと思っていたが、米国を支援した」としたうえで、「2つの選択肢がある。軍を撤退させるか、我々が3人を焼き殺すかだ」としているという。

これを読んだ時「あぁ態度やスタンスがイマイチ決まり切らない日本がやってる援助でも、イラクの人達は受け入れてくれていたんだな」と思った。


自分は、まず「日本の援助行為がどう受け止められているか」が疑問だったのです。日本の言動と行動が、どう思われているのか。国内だけでも政府の意向と民意にズレがあって、その状況は当然国外へ漏れ出ているはずで、これと合わせて日本が国外へ向けて行ってる言動や行動が、国外の政府や人々にどう受け止められているのか。


日本政府がいくら「イラクの人のため」「日本の意思で」援助をすると説明したところで、国民でさえそれを素直には受け取っていないと思う。ましてや国外から見たら、日本の態度は相当首尾一貫性のないものに見えているんじゃなかろうか。少なくとも、アメリカという蓑を被ってる感は拭えまい(実際にそうだけど)。


情報統制が行われていても当然な状況で、メディアの情報を鵜呑みにはできなかったので参考程度にしか聞いてなかったけど、今回のこの声明でイラクの人達(一部かもしれんが)の評価を垣間見ることが出来たような気がします。


あともう1つ、今までずっと思っていたけど今回の声明でハッキリ分かったこと。
和平への最短ルートは、アメリカがイラクから撤退すること、だね。
アメリカの振りかざす「自由」と「正義」には、正直うんざりです。ハイ。